マラソン限界突破!30km以降の限界を突き破って記録を伸ばすメンタル強化術

あなたの今の自己ベストは何時間何分何秒ですか?
今回はしばらく自己ベストを更新できておらず、マラソンタイムに限界を感じているランナー必見の内容になっています。

・どうしても30km以降で限界が来て失速してしまう
・もう年齢的にも限界なんじゃないか?
・もう自己記録は諦めた方がいいじゃないか?

もしあなたが日々練習をしていてもなかなか自己記録を更新できていないランナーだとしたら、
もしかしたら自分で限界を作ってしまっているかもしれません。

実際に、走っている人の9割以上が自分自身で限界を作ってしまいます。

 

ただ、レースに出るたびに記録を更新し続けサブフォー、サブスリーと達成できるランナーは必ず自分の限界を超えています。
今回は、マラソンでタイムの限界を突き破って記録を伸ばすためのメンタル強化方法を紹介します。

 

マラソンにおける2種類の限界

限界には2種類あるということは知っていますか?
人間には精神の限界肉体の限界というものがあります。

 

精神の限界

精神の限界では「もう無理だ」「キツイ」と頭の中で思ってしまうことです。

 

肉体の限界

肉体の限界では「どうあがいても体がいうことが効かない状態のことをさします。

精神の限界が先に来ます。これは筋トレでも同じです。
本当はまだ大丈夫なんですが、「もう無理だ、辛い」と思うから、そこでやめてしまうことが多いです。


その先に来るのが本当の限界である「肉体の限界」です。

 

何が言いたいかというと、あなたが今「このタイムで限界かな」と思っているとまだまだ精神の限界ということです。
精神の限界の段階では、まだ本当の限界を達していません。その理由を解説してくれている興味深いデータがあります。

 

人間は約70%あたりを勝手に限界だと決める

人間は70%のところを勝手に限界だと決める、ということをご存知でしょうか?
アメリカで行われた、ある有名な心理実験があります。

被験者に対して「ジャンピングジャック(両手両足を開いたり閉じたりして飛ぶ運動)を50回するとしたら何回目くらいで疲れるのか?
という質問をしました。その質問に対してほとんどの人が「30回くらいですね」と答えました。

次にもう1つ別の質問を被験者に投げかけました。
「ジャンピングジャックを70回するとしたら、何回目くらいに疲れるのか?」という質問です。

すると被験者は50回くらいですかね?」と答えました。

 

人間が勝手に、だいたい70%くらいのところまで来ると、疲れを感じやすくなったり力が抜けていくという結果が分かりました。
なので、人間が脳で感じたことを体に反映させる力もあるようなので、全体の70%を超えるあたりからきつく感じるのです。

 

マラソンでも70%あたりが一番限界を感じやすい

これをマラソンに置き換えていうなら、走るときに疲労が来やすいタイミングも70%の付近ということです。

・10kmなら7km
・ハーフマラソンなら、15km
・フルマラソンなら30km

あたりが一番キツくなりやすいということです。
なので、70%を超えたあたりで意識的に一番踏ん張って走りきる意識を持つことが重要になってきます。

 

フルマラソンで「ハーフマラソンの通過地点でハーフの自己記録を更新してしまった!」と感じたことはありませんか?
なぜなら、ゴールが42kmと考えているからハーフ地点がゴールと考えているので力が出やすいのです。

フルでいう脳がキツくないポイントがハーフ地点なので勝手に力が出てしまうということです。

つまり、どんなレースであってもゴールよりもさらに数km長く走るということを考えるだけでも失速を抑えることができ記録が伸びることはあります。

 

精神の限界を超えてタイムを伸ばす方法

では、どうすれば心の壁をぶち破って限界を超えられるのか?

・仲間と一緒に追い込む
・レースで我慢して追い込みきる

ということが必要です。

 

やりやすい練習方法では、5km程度のレースで追い込みきる気持ちで前に走っていくという方法があります。
そういった経験を積み重ねていくことでレースでも追い込みやすくなったり気持ちの面で「まだまだいける!」と強くなっていきます。

 

一度心を壁をぶち破るとあなたが思っている以上の力を出していくことが可能になります。
なので、レースや練習で少しずつ追い込んだり自分が「限界だ…」と思うところで本当に少し走ってみる、ということをしていきましょう。

もちろん、何度も行ないすぎると疲労が溜まりケガのリスクを高めてしまうので気をつけましょう。

 

ただ、本当に追い込みきるという経験を積み重ねることがあなたの記録を伸ばす上でとても大事になります。

心の壁を突破するために「キツイ…」と思ったところからもう一踏ん張り、もう二踏ん張りして限界を超える経験をしていきましょう。

 

まとめ

限界には「精神の限界」と「肉体の限界」があるということです。
精神の限界は70%地点で感じやすくマラソンでも70%以降で精神的にキツイと感じやすくなります

心の壁をぶち破って限界を超えるために、仲間と一緒に追い込む、レースで我慢して追い込みきるということが必要になります。

そういった経験を積み重ねていくことでレースでも追い込みやすくなったり気持ちの面で「まだまだいける!」と強くなっていきます。

 

一度心を壁をぶち破るとあなたが思っている以上の力を出していくことが可能になります。
なので、レースや練習で少しずつ追い込んだり自分が「限界だ…」と思うところで本当に少し走ってみる、ということをしていきましょう!