「活性酸素」って聞いたことありますか?
ランナーの体に害を及ぼす可能性のある物質なのですが、「聞いたことない」「よくわからない」って方は要注意です。
ランニング中に発生する活性酸素をしっかり除去していかないと、あなたのランニングのパフォーマンスが低下していくだけでなく、寿命を縮めてしまう可能性もあるんです…。
マラソンをしていく以上、避けては通れない活性酸素との向き合い方を解説していきます。
命を削る「活性酸素」って?
ランニング中は脂肪と糖からエネルギーを生み出しています。
そのときに酸素を使います。
だから運動中は酸素を必要とするため、呼吸が速くなるんです。
使われた酸素は活性酸素という物質に変化します。
この活性酸素が体内に留まることがよくありません。
活性酸素は普通の酸素よりも、他の物質と化学反応を起こしやすい状態です。
活性酸素が体を巡っていくと、DNAや細胞に無作為に傷をつけたり、サビつかせててしまいます。
そのせいで、体内のエネルギーを生み出す能力が低下し、ランニングのパフォーマンスが落ちてしまいます。
忙しい仕事の合間を使っての練習も逆効果ということもあります。
それだけでなく、体内の細胞を傷つけサビつかせてしまうので、癌など様々な病気の原因にもなります。
もしあなたが、活性酸素の除去など気にせずに、ランニングをしてきて、「なかなかタイムが伸びない」「体のダルさが取れない」そんな風に悩んでいたなら、改善の余地ありです!!
体のサビ取り!活性酸素除去のためにできること
「最近、疲れやすい」
「疲労がなかなか抜けない」
その悩みは活性酸素の除去で、解決できるかもしれません!
活性酸素はどうやって除去していけばいいのでしょうか?
活性酸素除去のためには「抗酸化作用」のある食事を積極的にとりましょう!
「抗酸化作用」というのは、文字通り、酸化(サビつき)に抵抗する働きです。
活性酸素は酸素よりも化学反応を起こしやすい状態です。
抗酸化作用というのは、活性酸素同士を結びつけ他の物質に影響しないように安定させる働きのことなんです。
ランニングパフォーマンスを高める抗酸化作用のある食材
抗酸化作用のある成分とそれらが豊富に含まれる食材がこちら。
◆ビタミンA
レバー・ウナギ・銀タラ・緑黄色野菜(春菊・人参・ほうれん草・ブロッコリーなど)・卵・チーズ・牛乳・抹茶・マーガリン・海苔
◆ビタミンC
野菜(赤ピーマン・芽キャベツ・パセリ・ブロッコリー・など)・果物(キウイ・レモン・柿・など)・芋類(じゃがいも・さつまいもなど)
◆ビタミンE
魚介類(魚卵・シシャモ・ウナギ・サバなど) 植物油・ドレッシング・マヨネーズ・種実類(ピーナッツ・アーモンドなど)・緑黄色野菜(南瓜・モロヘイヤなど)
抗酸化作用のある成分はビタミンA,C,Eです。
ACE(エース)と覚えてください。
食材一覧を書きましたが、いちいち覚えてられないと思います。
だから、あなたにはワンポイントだけ意識して欲しいです。
それは「カラフル」な食事をとること。
色素が多く含まれた食材のことです。
例えば、オレンジ色の人参、赤いトマト、紫のブルーベリー、緑のほうれん草、などなど…
色素自体にも抗酸化作用があり、色素の多い食材にはACEが多く含まれています。
あなたの食事は何色ですか?
色素を多く含む食材を取り入れ、カラフルな食事を心がけてみてください!
健康とパフォーマンスupの関係性
「健康のためにランニングを始めましたが、ハマってしまいました.…」なんて方も多くいると思います。
確かに、適度な運動は健康な身体を作ってくれます。
しかし、マラソンのように強度の高いスポーツは逆に健康を損なってしまう可能性も出てきます。
スポーツは人生に彩を与えてくれます。
スポーツを通じて人生を謳歌したいなら健康にも気を使っていかなくてはいけません。
そして、怪我無く、病気無く、元気で活力にあふれた肉体を手に入れることがタイムの向上にもつながっていきます。
日頃の健康管理にも目を向けてみてくださいね!